【アカデミー賞】ドライブマイカーの車の色が原作と違い赤い車なのはなぜ?

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劇場公開されるやいなや大きな話題となり、2022年3月28日にはアカデミー賞国際長編映画賞を受賞した『ドライブ・マイ・カー』。

村上春樹さん原作の短編「女のいない男たち」を濱口竜介監督が映画化し、重要なポイントにクルマが選ばれた作品です。

原作を読んでから映画を観る方、映画を観てから原作を読まれる方、楽しみ方はそれぞれですが、映画と原作の異なる点も興味深くおもしろい観点です。

『ドライブ・マイ・カー』で、重要なポイントとなる車について、原作と映画では色が異なるのです。

その理由についてお伝えしたいと思いますので、最後まで楽しみにご覧になってください。

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目次

ドライブマイカーの車の色 原作と映画では?

原作では黄色いサーブ900のコンパーチブルですが、映画では赤いサーブ900に変更されています。
画像で見ていきましょう。

まず、映画の赤い車から。

https://twitter.com/janusfilms/status/1508287588083318784?s=20&t=MYWuZnJDGQk54kYydVQK8g
https://twitter.com/drivemycar_mv/status/1483995717182300165?s=20&t=MYWuZnJDGQk54kYydVQK8g

濱口監督も赤いサーブの前に立って写真を撮られていますよ!!

https://twitter.com/drivemycar_mv/status/1501473473125761028?s=20&t=MYWuZnJDGQk54kYydVQK8g

次に原作の黄色い車。
サーブ900の黄色の車種の画像です。

いかがですか?

イメージが違いますよね!

どちらが好みでしょうか?

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ドライブマイカーの車の色が原作と違うのはなぜ?

では、なぜ原作の黄色い車ではなく、赤い車で撮影されたのでしょうか?

調べてみると、いくつかの理由があることがわかりました。

まず、映画に使用される車を調達し修理メンテナンスを行ったのが「A2ファクトリー」という輸入車修理専門店です。

「ドライブ・マイ・カー」の原作本に登場するのは、

黄色の「コンバーチブル」と呼ばれる幌付きのオープンカー

です。
どうして映画では黄色ではなく、赤い車になったのでしょうか?

A2ファクトリーの天川さんに、濱口監督から

濱口監督

サーブで黄色いオープンカーはないか?

という話があり、A2ファクトリーの天川さんは、黄色い車と赤い車の2つを用意したそうです。

しかし、黄色いサーブではオーディオがCDしかついていなかったのです。

そう。映画ではカセットテープを入れるシーンが重要になりますよね。


濱口監督は、”原作の黄色い車”か”カッセトテープデッキのついている赤か”で一時間ほど悩み、
カセットテープデッキがついている”赤のサーブ”を選んだそうです。

まだ映画を観ていない方は、そんなところもチェックしながら観ると、さらにおもしろいと思います。

まとめ

アカデミー賞国際長編映画賞を受賞した『ドライブ・マイ・カー』

村上春樹原作の短編「女のいない男たち」を濱口竜介監督が映画化し、重要なポイントにクルマが選ばれた作品ですが、原作と映画では車の色が異なります。

その理由についてお伝えしました。

監督のこだわりや、作品のこだわりが、車からも読み取れると思います。

アカデミー賞受賞作品の「ドライブ・マイ・カー」、原作と映画、どちらの作品も楽しまれてみてはいかがでしょうか?

最後までお読みくださりありがとうございました。

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